第五話・洗濯に関すること

リゾバを始めるときに、ちょっと心配だったのが、衣服の洗濯に関する事柄である。というのは、洗濯機はきちんと動く代物だろうかとか、乾燥機はついているのかとか細かいことが気になったのだ。

だが、実際に現場に着てみたら、そして、自分で洗濯してみたら何とかなった。やはり、ひどい環境だろうとなんだろうと、何とかなってしまうものである。

洗濯機は寮にひとつあるだけだ。寮は3棟あって、3棟すべての従業員がみな、ひとつの洗濯機を使う。最初は、たった一つの洗濯機で多くの従業員の衣服が洗濯できるのだろうかと思った。たとえ、洗濯できたとしても、自分の衣服を洗濯するまで、誰かが洗濯をし終わるのをかなり待たなければならないのではないかと思った。

しかし、私の心配は杞憂であった。リゾバの洗濯に関しては、清潔さを保つという意味でも、受け入れ側としてはかなり気を使わなければならないことであるし、どこの職場に勤めたとしてもおそらくそれほど心配はいらないことなのではないかと思う。

脱水が終わった衣服は、自分の部屋に干しておいた。そこしか干す場所はない。幸い、窓のところから壁に向かって斜めにヒモがぶらさがっていた。ドアの付近には粗末ながらも衣服を干すことが可能な棒が設置されてあった。(リゾバの持ち物としては、念のためにビニールのヒモを持参するといいだろうと思う。洗濯物を干すためのロープがないケースも想定されるからである。)